・縮毛矯正はアイロンでしっかり伸ばすのが大切！
・縮毛矯正はブローでのばせば痛まない！
など様々な方法があり美容師によって仕上がりが大きく異なるものでもあります。
では、どちらがより効果的でダメージが少ないのでしょうか。
今回は、縮毛矯正のくわしい部分に興味を持った方に向けてご紹介いたします。
「アイロンでしっかり伸ばさないとダメなんですよ」
「ブローだから痛まないんです」
と美容師さんに言われて疑問に持った方は参考にしてみてください。
プロフィール
縮毛矯正ではアイロンとブローどっちがいいの？
結論から言いますと、「どちらも大切でどちらが痛まないなんてことはありません」
アイロンは
・ブローよりクセをしっかり伸ばすことができる
・熱が高いため当てすぎると髪に負担がかかる
ブローは
・自然にクセを伸ばすがパワーが足りないことも多い
・熱負担は少ない
どちらも特徴が異なり、正しく美容師が正しく理解して行えばダメージを最小限でしっかりクセを伸ばすことができます。
反対に髪に合っていない方法であれば、どちらでもダメージしクセが伸びません。
縮毛矯正の原理
縮毛矯正は
・1つ目の薬で髪の形を作っているつながりを切る
・アイロンやブローで形を整える
・2つ目の薬で形状記憶する
このようにクセを伸ばしていきます。
この1つ目の薬で
表面のキューティクルをはがす⇒髪の中を作用させる
これが薬でのダメージになります。
この時に反応が進むほど痛みますし、反応が甘いほどクセが残ってしまいます。
そしてアイロンやブローでは
・薬剤の反応を助ける
・形を整える
効果があり、乾ききった髪に熱を当てるほどダメージも進んでいきます。
なので、ブローでもアイロンでも乾ききってから当てるほどどんどんダメージしてしまうのです。
アイロンの熱が与える髪の影響
クセを伸ばすために必要な温度は130度です。
髪の温度が130度になると形を変えることができるので縮毛矯正でクセがのびてくれます。
ですが、髪に水分が残っていると50度ほど熱がさがるので
乾ききる前は１８０度ほどの温度が必要です。
ドライヤーで髪を乾かした状態では、
見た目は乾いていても髪の中は水分が残っています。
アイロンを当てることで
・髪が130度になり、アイロンでプレスされたことでまっすぐになる
なんども当てると
・シャキっとまっすぐになり髪が180度になりダメージにつながっていく
ブローが与える髪への影響
ドライヤーでの温度は約90度ほどです。
なので、乾かしてからのブローでは髪の形を変えることはあまりできません。
薬剤の力のみでクセを伸ばし定着させる方法がブローでの縮毛矯正です。
特徴として
・ペタッとならない
・柔らかくクセを伸ばす
・そこまでまっすぐにしない
一方で濡れた状態からブローする場合もありこの時は少し状態が変わります。
髪が乾くまで薬の反応が続いているので、熱が加わることで薬の反応が高まるのです。
薬の反応は、
・表面を広げる
・髪の中のつながりを切る
この2つですが、薬剤をい流した後では「表面を広げる力」はなくなっています。
なので程度を間違えなければ濡れた状態でのブローがダメージを抑えることもできます。
ダメージを最小限でしっかりクセを伸ばすには？
・アイロンに頼りすぎない
・ブローに頼りすぎない
のが大切です。
もちろん薬剤の反応を見極める必要がありますが、
・濡れた状態でブローをして薬剤の反応を助け、クセの原因をほぐしていく
・アイロンを軽く当てることで形を整えていく
このようにして私は縮毛矯正をしています。
そうすることで、
・シャキっとならない仕上がり
・柔らかい手触り
・自然なストレート
になりダメージを最小限にできるのです。
薬剤と熱を見極めることで、クセの伸ばし具合や仕上がりをコントロールできるので
・不自然なまっすぐ感
・硬い仕上がり
・バリバリした手触り
を解消した縮毛矯正も可能です。
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