クセが気になる…
髪がうねりで広がる…
そんなときに思い浮かぶのが、縮毛矯正や、ストレートパーマ。
また最近では、髪質改善など様々なうねりを改善するものが増えてきています。
そんなときにどんなものが自分に合うのか、それぞれの特徴、メリットやデメリットをご紹介いたします。
クセが気になる!縮毛矯正とストレートパーマの違いは?
髪のクセを伸ばす美容室のメニューがたくさんあります。
ですが、どれを選ぶべきかわからないというお客様や、失敗した経験があり、クセを伸ばすことをあきらめている方もたくさんいらっしゃいます。
そんな方のために、それぞれの特徴や利点、合わない髪質などを知ることでそんな失敗をしなくてすむようにしていただけたらと思います!
簡単に違いを説明すると
縮毛矯正 = 薬剤とアイロンの熱で髪のクセをなくししっかりとまっすぐにする方法
ストレートパーマ = 薬剤の力でクセを緩和しもともとのうねりを弱めてくれる方法
うねりが強い人は縮毛矯正がオススメで自然にうねりを抑制してボリュームを抑えたいひとはストレートパーマがオススメです。
また髪質改善という方法もあり、これは、髪の歪みを直してくれて、クセを感じにくくするものです。
この場合は、ダメージが気になる方や、ハリコシを求める方にオススメです。
縮毛矯正
縮毛矯正は昔からあるものなので、一度経験したことがある方や、周りにやっている方もいらっしゃると思います。
私も学生のとき前髪のくせが気になり縮毛矯正をかけていました。
一般的に縮毛矯正は、クセを無くしてくれて、髪をまっすぐにすることができます。
工程の間で、ストレートアイロンを使用していたら、縮毛矯正と思っていいでしょう。
縮毛矯正のメリット
・サラサラになる
・毎日のアイロンが不要になる
・ツヤがでる
・乾かすだけで髪がまとまる
髪のうねりを改善することで、ツヤがでたり、広がりが収まったり、ボリュームがダウンしたりと髪がまとまりやすくなります。
また髪が綺麗に見えるので、髪がよくなったように感じる場合も多いでしょう。
髪のうねりが出る原因としては、もともとの毛根の形や、髪の中の組織のつながりが影響して髪にクセがでてきます。
これはダメージによるものもありますが、しっかりとしたうねりの場合ほとんどが遺伝や、エイジングでの要因で髪のとトリートメントなどでは改善することができません。
これを改善するのは髪の構造を作り変える必要があるのです。
一本の髪の中にはたくさんの結合があり、この結合のしかたで、髪の形が決まります。
このうねりにつながる結合を薬の力と熱の力で切り離して、まっすぐになるようにつなげ直すのが縮毛矯正です。
この薬の力で作用する結合を『シスチン結合』といい、この結合は薬でしか反応しないので一度縮毛矯正をすれは半永久的にまっすぐになってくれます。
また熱の力で作用するのが、『水素結合』で、薬剤を反応させた状態でアイロンを使いまっすぐにすることで、乾いたときにもクセが戻らないようにする為、しっかりと髪がまっすぐになります。
厳密にいうと原理はもっと複雑なのですが、
イメージとして、2つの力を使い、薬で濡れているときの形を変えて、熱で乾いてもクセが戻らないようにする方法が縮毛矯正です。
縮毛矯正のデメリット
髪のクセを無くしてくれる夢のような縮毛矯正にもやはり多くのデメリットがあるのも事実です。
・髪が硬くなる。
・トップがペタッとなる。
・新しく生えた毛のうねりと差がでてしまう。
・繰り返すことでうねりを直す効果が低下する。
・ダメージしていると施術できない。
一番大きなデメリットはやはり髪のダメージです。
もちろんやり方や最近の技術では前より改善されてきていますが、縮毛矯正をすることで後悔した方はここが一番大きいです。
また、新しく生えてきたところはもともとのうねりがそのままなので、くせが強い人ほど、境目がはっきりしてしまいまうことや、髪をまっすぐにすることでボリュームダウンして、髪の量が少なく見えるので、髪の多い人はいいですが、これをデメリットに感じる方も…。
髪のダメージ
縮毛矯正でのダメージには、3種類あります。
・コルテックスダメージ『髪の中のダメージ』
・タンパク変成ダメージ『熱によるダメージ』
ストレートパーマ
縮毛矯正とストレートパーマは原理としては同じものです。
ですが、熱を加えないという点が大きく異なります。
自然に髪をまっすぐにしたい場合や、ボリュームを抑えたい場合に最適で、しっかりクセをまっすぐにすることはできません。
ストレートパーマのメリット
・ボリュームが収まるが、必要以上にペタッとすることはない。
・もともとのクセとの境目が気になりにくい。
・クセの伸ばし具合をコントロールしやすい。
ストレートパーマは、縮毛矯正と基本的には同じような薬を使います。
ですが、熱による工程はありません。
薬の力のみを使いクセを伸ばしていくのです。
なので、髪を乾かすと、もともとのクセも少し戻ることで、自然な仕上がりになります。
もともとのうねりから大きく変えない為、新しく生えてきたうねりとの境目も少なく、ペタッとしすぎることもないでしょう。
またドライヤーで乾かしたり、ブローしたりする工程を加えることで、クセの伸ばし具合をコントロールすることもできます。
ストレートパーマのデメリット
・クセが伸び切らない。
・乾くとクセが戻る。
縮毛矯正と同じ原理の薬を使うので、縮毛矯正のようなダメージは起こりやすいです。
ですが、熱を加えないので、熱によるダメージは軽減できます。
また、薬の力のみでくせを抑制するので、髪が濡れているときは比較的髪がまっすぐになり、乾いてくるともともとのクセが少し戻ってきてしまいます。
髪質改善
髪質改善にもいろんな方法があり、縮毛矯正としての髪質改善や、酸熱トリートメントとしての髪質改善などがあげられます。
わかりやすく言うと、縮毛矯正とトリートメントを合わせたようなものです。
縮毛矯正の原理を使い、髪に栄養を補給しながらおこなうので、髪のダメージを大きく抑えることができます。
髪質改善のメリット
・クセを伸ばすことができる。
・髪を補修することができる。
・ツヤツヤでまとまる髪になる。
縮毛矯正のデメリットを解消することができ、髪の負担を最小限にしてくれます。
クセを伸ばす、縮毛矯正としての髪質改善や、クセを緩和する、酸熱トリートメントとしての髪質改善などがあり求める質感によって選ぶことができるのが大きな利点です。
髪質改善のデメリット
・明確な効果は得られない場合がある。
クセが気になってきたら
髪の状態や求める質感によって選んでいきましょう。
縮毛矯正は、
・髪のダメージがすくない。
・うねりが強くボリュームが気になる。
・ボリュームを抑えたい。
・クセを生かしながらまとまりをよくしたい。
・髪が弱ってきてしまった。
・うねりは気になるけど、髪に負担をかけたくいない。
コメント