コテやアイロンでのダメージを防止する方法!綺麗を保つコツを青森の美容師が解説

ヘアアイロン

コテやアイロンは、理想のスタイリングを簡単にできるとても便利なものです。

ツヤが出て、カールもストレートも自由自在!

ですが、髪のダメージも気になります。

そんな髪のダメージも、しっかりとした方法で行えば、大きく予防することができます。

『ほとんど毎日使う人』

『これからアイロンを使おうと考えている人』

に是非読んでいただきたい内容です。

 

『この記事でわかること』
・アイロンのダメージ
・最適なアイロンの温度
・ダメージを抑える方法
プロフィール | 青森市 美容師 川合じん
川合 甚(かわい じん)経歴Natural青森新町店の川合 じん(かわい じん)・2012年山野美容専門学校卒業・2012年関東大手有名サロン就職・トップデザイナー 副店長経験 年間指名1719名・2...

コテやアイロンでのダメージを防止する方法!綺麗を保つコツ

コテやアイロンは、ツヤツヤになり、ヘアスタイルも自由自在、簡単にできる方法ですが、その髪のダメージも大きなものです。

日々のアイロンで、髪がボロボロに…

そんな状態を防ぐためには、

『熱によるダメージを防止する』
『摩擦や、引っ張ったりするダメージを防止する』

この2つが非常に重要です。

 

せっかく綺麗になるためにアイロンを使っているのに、髪がボロボロになってしまっては、元も子もありません。

綺麗な髪を保つためにしっかりとダメージを防止していきましょう!

 

 

ヘアアイロンとコテは基本的に同じもののことです。
『コテ = カールアイロン』『アイロン = ストレートアイロン』などと使い分けることもありますが、本来は、コテもアイロンも同じ意味の言葉なのでどちらで呼んでも構いません。

髪のダメージ

コテやアイロンでの髪のダメージは2種類です

『熱によるダメージ』
『髪が弱った状態での物理的ダメージ』

 

アイロンの温度は、100度くらいから200度くらいまで上がるアイロンもありますよね

そんな温度が、髪に当たってダメージしないはずがありません。

『温度を低く』が一番いいのですが、『髪が150度以上にならないと』基本的に髪の形がつきません。

高い温度ほどスタイリングが簡単で、高い温度ほど髪を痛めてしまいます。

ヘアアイロンの原理

髪の毛は、『水分』と『熱』で形を変えることができます。

髪の中に水分が入ると、髪のつながりが離れて、水分が飛ぶことでくっつきます。これを『水素結合』といい、パーマに似たような原理のことです。

水素結合

これは、濡れた髪を乾かすことでもおこりますが、アイロンの場合『乾いた状態でも、無理やり髪の中の水分を飛ばす』ことで、しっかりとした形を作ってくれます。

また、髪は、熱を加えてから冷えるときにも形がつくので、この性質を利用してカールやストレートを簡単に作ってくれるのです。

熱によるダメージ

この熱がダメージの大きな要因です。

熱を加えることで、『タンパク変性』と『キューティクルダメージ』を起こしてしまいます。

タンパク変性とは

髪のほとんどはタンパク質でできています。

このタンパク質は、熱を加えることで固まってしまいもとには戻らなくなってしまうのです。

卵に例えると、
生卵はドロドロしていますが、フライパンで熱すると固まって、目玉焼きになりますよね?
そして元の状態には戻りません。

これと同じような現象が髪に起こっていくのです。

 

髪のタンパク質が固まってしまうと、髪に『ダメージホール』という空洞ができます。

・髪に空洞ができ隙間が生まれることから、髪のコシがなくなる
・空洞から栄養が流失する
・パーマがかからなくなる
・カラーの色が落ちやすくなる
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物理的ダメージ

髪に熱を加えると、髪の毛が弱ってしまいます。

この状態で、アイロンでこすれたり、引っ張ったりすることが大きなダメージになってしまうのです。

 

このように髪の表面のウロコ(キューティクル)がボロボロになり、栄養が流失することで

・ざらざらとした手触りに
・ツヤがなくなる
・パサつく
・広がる

などの状態につながってしまいます。

熱によるダメージを防止する

これを完全に防止することができませんが、大きく減らすのとで髪の状態が全然違ってきます。

方法は3つ

・『アイロンの温度に注意する』

・『洗い流さないトリートメントで保護をする』

・『アイロンの使い方に注意する』

これが非常に重要です。

アイロンの温度

アイロンの温度は低いほどいいのですが、低いと形がつきません。

考え方で大きく変わりますが、私がオススメする温度は『180度』

 

熱によるダメージは『タンパク変性』です。

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160度以上 ⇒ 髪の中タンパク変性で髪の芯が弱る
100度以上 ⇒ 繰り返しで、髪の表面のキューティクルに空洞ができる

 

100度以上でのダメージは防ぐことができないので、できるだけ他のダメージを抑える必要があります。

 

『乾いた髪の状態で130度』

『濡れた髪の状態で60度』

タンパク変性が起こってしまう温度は、これをイメージしておきましょう!

なので濡れた状態では絶対にアイロンをしてはいけません!!

 

そしたらアイロンを130度の設定でなくてはいけないの?

そんなことはなく、髪の温度が130度以下をイメージすれば大丈夫です。

 

アイロンを髪に当てたときは、50度ほど温度が下がり、当て続けることで、上がっていきます。

なので、

200度で当てると ⇒ 髪が150度

180度で当てると ⇒ 髪が130度

150度で当てると ⇒ 髪が100度

となります。そして髪が130度ほどにならないと形がつきにくいです。

 

なので、ダメージのギリギリである『180度のアイロン』がオススメです。

 

ですが!!

5秒も同じ場所に当たれば、180度に髪がなるので注意しましょう!

 

洗い流さないトリートメント

 

髪を熱から守る為に『洗い流さないトリートメント』はとても重要です。

ほとんどの洗い流さないトリートメントには、髪を守る成分(キトサンなど)が含まれています。

 

これが、髪の温度の上昇を防止し、熱負担を抑えてくれるのです。

また、保湿効果もあるので、髪の表面のキューティクルを守る働きをしてくれます。

 

 

・ドライヤーで乾かす前

・アイロン前

この2つのタイミングで必ずつけていきましょう。

髪全体にしっかり馴染ませることが大切なので、つけた後は、クシで解かすのがオススメです。

髪をとかす

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アイロンの使い方

痛まないアイロンの方法は

『毛束を少なく、素早く』

『引っ張らずに優しく』

少ない毛束で素早く

一度にたくさんの毛束でアイロンをしていませんか?

ついつい時間短縮でまとめてアイロンをしたくなりますが、これはNGです。

短時間では表面はちょうどよく形がついてくれますが、中に温度が届いてくれません。
5秒ほど当てると、中もちょうどよくなりますが、表面が熱くなりすぎてしまいます。

このように、毛束が多いと、挟んだときの内側に熱が行きにくく、内側に熱が届くころには表面が熱くなりすぎてしまうので、

『少ない毛束で、素早く』を意識していきましょう。

180度のアイロンで行う場合、同じ毛束に当てる時間を短くしていれば、髪のタンパク変性が起こるのを防いでくれます。

引っ張らず優しく

 

髪は熱を加えると、弱った状態になりダメージしやすくなります。

この時に髪をアイロンで引っぱったり、擦ったりすると大きなダメージになってしまうのです。

なので『優しく』がとても重要です。

また、髪の中の水分が飛ぶ時に表面のキューティクルを壊してしまうので、トリートメントでの保湿が大切です。

濡れた状態でのアイロンは、ものすごく傷んでしまいます。

ダメージをさせないアイロンを

 

アイロンはとても便利ですが、同時に髪のダメージも引き起こしてしまいます。

少しでも抑制する為に

『アイロンの温度を低く』
『洗い流さないトリートメントをしっかりつけて』
『優しく』
『少ない毛束で、素早く』

この4つをしっかり意識していきましょう。

 

また、アイロンを使わなくてもきれいな髪にな美容室のメニューもあります。

青森のツヤ髪で人気の美容室naturalの『髪質改善』は、髪を補強し、ツヤを与えて乾かすだけでまとまる髪になります。

興味のある方はこちらもチェックしてみてください。

青森県青森市 美容師 川合 じん
美髪アドバイザー 川合 じん

 

この記事を書いた人
川合 じん

青森県青森市で美容師をしている川合じんです。ツヤツヤでまとまる髪と提供する美髪専門サロン『Natural』に勤務しています。
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