年齢とともに出てきてしまう『白髪』…
何とかしたいけど、
『髪のダメージが気になる』
『繰り返しのカラーで髪が細くなってきてしまった』
『カラーでアレルギーが出てしまった』
そんな方にオススメの方法が『ヘアマニキュア』です。
『ヘアマニキュアは落ちやすいのでは?』
と考える方も多いですが、正しい方法でのヘアマニキュアをしっかり白髪も染まって色落ちもカラーを変わりません!
そんなヘアマニキュアを事例とともに解説していきます。
プロフィール
川合 甚(かわい じん)
髪が痛まない白髪染め!ヘアマニキュアについて青森の美容師が徹底解説
ヘアカラーで髪が痛んでしまった…
繰り返しのカラーで髪が弱っている…
ボリュームが無くなってきた…
ヘアカラーでアレルギーが出てしまった…
そんなお悩みを抱えた方にオススメの白髪染めは『ヘアマニキュア』です。
『ヘアマニキュア』は落ちやすいイメージや染まらないイメージですが、たった一回で十分に染まることができ、退色もカラーを変わりありません!
このように白い毛が出てきてしまった状態でもたった一回で十分に色が染まってくれます。
ヘアマニキュアのポイントは
・髪が痛まない
・コーテイングによりツヤが出、ハリコシも出る
・手触りがよくなる
・少しのうねり抑制効果
・アレルギーの心配がほとんどない
・白い毛にしか色が染まらない
・モミアゲやコメカミなども染まりが悪く、1ミリほど白い毛が残りやすい
・技術が必要なもので、美容室によって仕上がりに差が出る。
染まり方はカラーと大きく変わるものですので、メリットとデメリットを知り白髪染めの方法を選んでいきましょう。
ヘアマニキュアとカラーの違い
ヘアマニキュアがオススメな場合と、カラーの方がいい場合とありますが、髪のダメージという部分では『ヘアマニキュア』が断然オススメです。
ですがマニキュアで出せない質感もあるので、仕上がりイメージに合わせて選んでいきましょう。
カラーの染まり方
ヘアカラーは髪の中の色素を抜いてから新しく色素を中に入れてくれます。
なので、どんな髪色の状態でも均等に染めることができるのが大きな利点です。
黒い毛は明るくなり、白い毛にも色がしっかり入ることができます。
弱点としては、髪のダメージを必ず伴ってしまい、髪の中に薬を作用させるときに表面にある『キューティクル』というウロコ状のものを広げていく必要があるのです。
これを広げることで、髪の内部からしっかりと色を変えることができ、この繰り返しがダメージの要因となってしまいます。
くり返すほどに
・髪が細くなる
・髪が弱ってボリュームがなくなる。
・髪にうねりが出てくる
・手触りが悪くなる
・ツヤがなくなる
など様々な要因につながり、アレルギーを起こす可能性もあります。
もちろんダメージを抑えながらカラーする方法もあるのでこちらを参考にしてください。
白髪になってしまえば、カラーの回数は増えてしまい、早い人で『2,3週間に一回』平均『1か月から2か月』に一回の白髪染めをしている人が多いです。
回数が多くなればなるほど、髪のダメージは深刻になりますので、なるべくダメージしない方法をオススメします。
マニキュアの染まり方
ヘアマニキュアは、髪の表面に色がつきます。
表面をコーティングするように色がついてくれるので、髪をダメージさせずに色を変えることができます。
髪の組織を壊すことなく、髪の周りにコーティングするように染まってくれるもので、髪を同じ『弱酸性』の染毛剤です。
髪の表面のコーティングにより手触りもよくなり、ツヤが出やすくなったり、ハリコシが出たり、うねりの抑制になったりするのも大きな利点です。
もちろん、トリートメントほどの効果はないのですが、カラーをしている髪とヘアマニキュアをしている髪を比べると大きな違いが出てきます。
髪をダメーさせないことにこだわるのであれば、『ヘアマニキュア』を選んでいきましょう。
どのくらい色が持つの?
ヘアマニキュアでよく言われているのが、退色です。
ですがこれは、白髪染めの場合はほぼ心配いりません。
本来ヘアマニキュアは、カラーをした髪や明るい髪に色を付けるために使われていたので、ブリーチ毛やハイトーンカラーにする場合が多くありました。
この場合、ブリーチでアルカリに傾いた髪や髪の表面のキューティクルがボロボロになった状態でのマニキュアなので、落ちるのが早く、すぐに色が戻ってしまっていましたが、
白髪染めの場合は、髪もブリーチやハイトーンカラーほど痛んでいることはないので、色落ちはほどんどありません。
染めた時よりは、一か月もすると少し色が薄くなりますが、カラーでの退色具合と同じくらいの退色で、白に戻ることは絶対にないです。
もちろん新しく生えてきた髪は白い毛で生えてくるので、『カラーと同じくらいの周期』で染めれば問題ありません。
コーテイングで色が染まる
ヘアマニキュアは髪の表面をコーテイングすることで色が変わってくれます。
髪の構造は図のようになっていて、
カラーでは、髪の中の『コルテックス』という部分に入り込み色を変えていきます。
この時に表面を開く必要が出てダメージにつながるのです。
ヘアマニキュアでは、表面に『キューティクル』いう部分に色がつきます。
カラートリートメントや、ヘナも同じ部分に色がつくのですが、吸着力がマニキュアでは変わってきます。
イオン吸着と言って、髪とマニキュアの持っているマイナスのイオンとプラスのイオンが、くっつくことで吸着してくれるので、しっかりとくっつき簡単には離れなくなってくれます。
なので、カラートリートメントやヘナよりも髪につきやすく、持ちもいいのです。
そしてそのコーティングによりトリートメントほどではないですが、
・髪にツヤがでる
・手触りがよくなる
・ハリコシが出る
・うねりを抑制する
などの利点も生まれます。
紫外線カバーや、カラーの色持ちをよくする時、ツヤを出したい時に『透明のマニキュア』をすることもあるのです。
ヘアマニキュアの注意点
ダメージしないヘアマニキュアですが、弱点もあります。
塩素や水は大敵
特に塩素で色が落ちやすいので、
・プールによく行く場合
・濡れたままでの放置
では色がはがれやすいので注意しましょう。
たまにプールに行くくらいは大丈夫ですが、
特にプールを習っている人は、あっという間に色がはがれてしまうので、ヘアマニキュアはオススメできません。
また、濡れた状態では、色が落ちやすいので、染めた一週間はタオルに色がついたり、濡れた髪で寝てしまうと枕に色がついたりしてしまいます。
白いタオルを避けたり、しっかりと乾かすようにしていきましょう。
黒い髪には染まらない
コーテイングにより髪の色を変えていくので、『黒い毛には色が入りません』
髪の表面に色がついてくれるものなので、白髪はどんな色にもなりますが、黒い髪は色が変わりません。
白いキャンバスには絵の具で色がつきますよね?
黒いキャンパスにはどんな絵の具をつけても何を書いたかわかりません。
これと同じように黒い髪にどんな色を付けても色が変わらないのです。
ほとんどが白髪の場合は、明るいカラーも可能ですが、白い毛が少ない場合は、地毛に近い色を染める必要があります。
白髪が少なく明るい髪にしたい場合はヘアカラーをしていきましょう。
顔周りが少し染まりにくい
ヘアマニキュアは、頭皮につけることができません。
頭皮についてしまうと肌も一緒に色がついてしまうのです。
なので、頭皮につかないようにギリギリを染めるため、もみあげやコメカミの毛がほんの少し白く残ってしまうのです。
モミアゲやコメカミはすぐに白髪が気になる部分なのでしっかり染めたいですが、ここが甘くなってしまうのが大きな弱点です。
ですがしっかり塗れば1ミリ以下の残りにできるので、『あまり気にならなかった』というお客様が多いです。
実際のマニキュア施術の様子
リタッチの伸びた部分を毎回マニキュアで染めているお客様です。
自粛期間で4か月ほどカラーができず白い毛が伸びてしまったので、今回は毛先までヘアマニキュアをいたしました。
いつもは根本だけ染めているので、毛先はほんの少し退色していますが、一度染めた部分は白い毛が目立つほどにはなっていません。
使用した色は、茶色い色にグレーを混ぜた調合もマニキュアです。
地毛に近い色をイメージした色で、この色が白い毛を染めてくれます。
明るい茶色にした場合、白髪のみが明るい茶色になるので、白い毛が多い場合には、明るいマニキュアもオススメです。
クシを使ってギリギリまでしっかり染めていきます。
頭皮につかないようにしながら、根本ギリギリを責めることで、生え際からしっかり染まってくれます。
髪の円柱なので、四方八方からしっかり塗る必要があり、塗る時間はかかりますが、放置時間が短いので、カラーの時と全体の所要時間は変わりません。
根本からしっかりと色がつき、白髪だった部分は完全になくなりなした。
自然な地毛の色に仕上がることができ、ダメージもなくツヤが出やすくなってくれます。
まとめ
いかがでしたか?
ヘアマニキュアは、ダメージしない白髪染めで、ツヤ、手触りもよくなるとてもオススメなものです。
一方、黒髪を明るくすることができないものなので、仕上がりイメージによって不向きな場合もありますが、
・カラーで髪が細くなってしまった
・カラーで髪が弱ってきた
・カラーでアレルギーが出てしまった
などの方は『ヘアマニキュア』を挑戦してみましょう。
ラインでのご相談も承っております。
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