縮毛矯正をかけたその日にカラーをする場合
思った色にならなかった‥
などの声を聞くことも多いです。
では、なぜ失敗しやすいのか?
失敗にならない方法をご紹介いたします。
プロフィール
川合 甚(かわい じん)
縮毛矯正×カラーで失敗しやすいカラーとは?青森の美容師が解説
縮毛矯正をかけたその日にカラーをすることはオススメしない場合が多いです。
ほとんどの美容室では、
「別の日にした方がいいよ」
と言われたことがある方も多いのではないでしょうか。
一般的には同じ日にしない方がいいです。
ですが美容室に行く時間がなかったり、いっぺんに終わらせたい場合もあると思います。
ちなみに私は、同時に施術することも多いです。
正しい方法とデザインによっては、同時にした方がキレイな場合もあります。
それは
・髪の明るさを大きく変えない場合
・ブラウン系のカラーの場合
です。
それ以外のカラーの場合は思った色に仕上がらないことが多いのでオススメできません。
縮毛矯正とカラーがうまくいかない理由
同時施術でキレイにならない理由は
・色が暗くなりやすい
・色味がうまく出にくい(特にアッシュ系)
という部分です。
縮毛矯正は髪の中の形を変えていくので、
カラーの発色のしかたが変わってしまいます。
なので、色が本来の色で出なかったり、暗く沈んで見えたりしてしまうのです。
そして、髪のダメージも与えてしまい、キレイにならないことが多いのです。
トーンUPの場合はこんな方法で解決
もともとの明るさより髪を明るくしたい場合は
カラー ⇨ 縮毛矯正
の順番で行います。
縮毛矯正の薬は髪を明るくする力もあるので、
カラー後に縮毛矯正をすることで明るさをコントロールしやすくなるのです。
また、カラー後は縮毛矯正の薬の反応も早くなるので、
縮毛矯正の薬を弱くすることができます。
弱い薬で縮毛矯正をすることで、髪のダメージも軽減してくれるのです。
別の日にカラーをした場合
縮毛矯正の髪負担を5として
カラーの髪負担も3ほどダメージします。
同じ日に縮毛矯正⇨カラーをした場合
縮毛矯正 ダメージ5
カラー ダメージ4
となります。
同じ日にカラー⇨縮毛矯正をした場合
カラー ダメージ3
縮毛矯正 ダメージ4
と、一番髪負担がが少なくなるのです。
トーンダウンは2回カラー
縮毛矯正の薬で髪の色が落ちるなら
「縮毛矯正の後にカラーをすればいい」
と思いますよね。
ですが縮毛矯正の後にカラーをすると
・髪が硬くなる
・ゴワゴワする
などのダメージにつながります。
それは、カラーの薬が縮毛矯正をした後の毛で時間を置くと起こってしまうのです。
これをさせないためには
カラー ⇨ 縮毛矯正 ⇨ カラー10分放置
の方法です。
カラー2回もしたら痛むのでは?
と思う方も多いと思いますが、
実はむしろこの方法の方が傷まないのです。
縮毛矯正は2回薬を使います。
その2回目の薬はカラーの薬と成分が同じです。
ですが、濃さが大きく違っていてカラーの時の濃さで使うと髪にダメージを与えてしまいます。
なので、
「縮毛矯正の薬を同じ濃さで色素を入れる」
この方法で余計に傷ませずカラーができるのです!
カラーを薄めてしまうと色が満足に入らないので、
はじめにカラーで色を調整して、
↓
縮毛矯正
↓
色落ちした部分に薄めたカラー
実際にカラーした写真がこちらです。
トーンダウンではほとんどのカラーがキレイになり、日にちを変えるよりダメージさせずにできる方法です。
アッシュ系はより暗くなりやすいので注意が必要です。
まとめ
縮毛矯正とカラーを同時にする場合は
「極端はトーンUPは避ける」
「ブラウンをベースとしたカラー」
これを心がけましょう。
それであればキレイに、むしろ日にちを変えてカラーをするよりダメージが少なくもできるので是非ご相談ください。
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