クセ毛用シャンプーは効果が効果があるの?

シャンプー

髪のうねり、広がり

クセがあるとうまく髪がまとまらず悩みのたねになってしまいますよね‥

 

癖の悩みをなんとかしたくて目につくのが

「くせ毛用シャンプー」

 

実際にくせ毛用シャンプーとは効果があるのでしょうか?

美容師目線でのメリットとデメリットをご紹介いたします。

 

プロフィール

川合 甚(かわい じん)

プロフィール | 青森市 美容師 川合じん
川合 甚(かわい じん)経歴Natural青森新町店の川合 じん(かわい じん)・2012年山野美容専門学校卒業・2012年関東大手有名サロン就職・トップデザイナー 副店長経験 年間指名1719名・2...

クセ毛用シャンプーは効果が効果があるの?

結論から言いますと

「シャンプーでクセは伸びません!!」

髪のクセは、髪が楕円の形になることでうねりになります。

直毛の毛は円柱なのですが、シャンプーで髪の形を変えることは不可能だからです。

 

ですが、

「クセをなおすことはできなくても、クセを感じにくくすることができるものもあります」

くせ毛用と謳っている理由は

「クセを出にくく努力してくれるシャンプー」ということです。

 

くせ毛用というだけでも

いろんなメーカーからいろんな種類のシャンプーがあり、髪によって合う合わないも大きいです。

そのシャンプーの特徴を知り自分に合ったシャンプーを選んでいきましょう。

くせ毛用シャンプーの効果

くせ毛が目立ってしまう原因は

・乾燥

・ダメージ

が大きく影響します。

 

癖毛は髪の水分を保持しにくく乾燥しやすい傾向にあり、またダメージの影響も受けやすいです。

 

なので「ダメージさせない」ことと「保湿する」ことがくせ毛をまとまりやすくする方法です。

 

このことから、くせ毛用シャンプーは

・髪をダメージさせないように洗浄力が弱い

・髪の保湿成分

・頭皮の環境を整える

このようなものが多いです。

 

反対にくせ毛用シャンプーでもデメリットとなってしまう場合は

・コーティングの強い成分

・薬剤の入ったシャンプー

・しっとり系の重い仕上がりのシャンプー

などは、デメリットにつながりやすいので注意しましょう。

シャンプーの洗浄力

髪の表面には鱗のようなキューティクルというものがあります。

この鱗がダメージすることで開いてしまい

・パサつき

・ゴワツキ

・うねり

につながってしまいます。

特に、くせ毛の場合はこの影響を受けやすいので「いかにダメージさせないか」がまとまりやすくする方法です。

 

シャンプーの洗浄が強いと

このキューティクルを守っている油分も落としてしまいます。

 

洗浄が強い代表的は成分は

ラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸Naなど、成分名に硫酸と入るもの。

なのですが、

この洗浄成分は

安く、泡立ちもいいため「市販品のほぼ全てがこの成分を使っています」

 

なので、美容室のシャンプーや美容専門店などのシャンプーを使うことをオススメします。

保湿の効果

髪のうねりは水分のバランスが大きく関係しています。

水分を均等に保っている髪は真っ直ぐになるのですが、

図のように水分バランスが崩れてしまうと

 

乾燥した部分は縮み、水分を含む部分は膨らみます。

縮む部分と膨らむ部分があることで、髪は捻れてうねりになってしまうのです。

 

なので乾燥した部分の保湿がうねりの抑制につながります。

ここで大切なのは髪の中の保湿です!

 

・髪の内部の保湿

・髪の外部の保湿

の2種類の保湿があり

うねりの原因に働きかけるのは髪の内部の保湿です。

 

表面の保湿は

・しっとりとした手触り

・重みで落ち付かせる

・硬い髪を柔らかく

などの特徴があります。

 

硬い剛毛な髪質の場合は「表面の保湿」がオススメですが、ほとんどの髪の場合は髪の中の保湿がオススメです。

頭皮ケア

うねりの毛が生えてくる根本的な原因は頭皮にあります。

 

毛穴の形が生える毛に影響していて、遺伝などで毛穴の形が楕円系である場合にくせ毛になります。

この原因は解消することはできませんが、

 

・汚れや皮脂で毛穴詰まりでくせ毛になる場合

・髪に栄養がいかなくなりうねりになる場合

髪

この2つの原因もうねりになってしまいます。

この場合は、シャンプーや頭皮ケアをすることが大切なので

・頭皮を優しく洗浄してくれる「石鹸系」のシャンプー

・頭皮の栄養補給

を選んでいきましょう。

デメリットになるくせ毛用シャンプー

 

・コーティングの強い成分

・薬剤の入ったシャンプー

・しっとり系の重い仕上がりのシャンプー

このようなものは逆効果になる場合もあるので注意していきましょう。

 

シャンプーの洗浄成分で

「ラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸Naなど、成分名に硫酸と入るもの。」

を使用しているシャンプーは限られてしまいます。

 

市販品や安価なシャンプーには全てこの成分を使っていて

そのデメリットを補うために

・コーティングを多くして手触りをよくする

・しっとりさせて重くすることでうねりを抑える

などの方法でクセを抑制します。

 

この場合、余分なコーティングが頭皮に悪影響を与えてしまったり

しっとり重くなることでペタッとしたり髪質によってはうねりがより目立ちます。

 

まれにアルカリ性の薬剤の入ったシャンプーもあり、髪にダメージを与えてゴワゴワになる危険のものもあるので注意しましょう。

自分に合ったシャンプーを

まずは自分の髪がどんな状態かを知ることが大切です。

 

・乾燥が原因なのか?

・ダメージが原因なのか?

・頭皮が原因なのか?

・硬い髪質か?

・柔らかい細げか?

 

それに対して選んでいきましょう。

 

一例として

 

洗浄成分で選ぶ

ダメージを抑え洗浄を弱くしたいなら

「アミノ酸系シャンプー」

頭皮からケアしたい場合は

「石鹸系シャンプー」

 

乾燥対策で選ぶ
細い毛質や、パサつき、広がりで気になるなら
内部保湿のシャンプー
硬く太い毛質でゴワツキが気になるなら
外部の保湿シャンプー
自分の髪質を正確に判断することは難しいです。
「どんなものか合うかわからない!!」
という場合は、ぜひ一度担当の美容師さんに相談してみましょう。
髪の悩みを解決するために我々美容師がいるのできっと相談してもらうことでその美容師さんも喜んでくれます。
相談する美容師さんが見つからないというかたは
お気軽にご相談ください。
少しでもお力になれれば幸いです^^
この記事を書いた人
川合 じん

青森県青森市で美容師をしている川合じんです。ツヤツヤでまとまる髪と提供する美髪専門サロン『Natural』に勤務しています。
マンツーマン対応で、お客様のお悩みに真剣に向き合うことで、理想の髪を提供いたします。
髪のお悩みを抱える方や、美容室に不安を抱えるな方は是非一度ご相談ください。

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