青森県青森市の美容室Naturalで美容師をしている川合甚(じん)です。
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毎日使うドライヤー
ダメージの要因にもなりますが、正しい方法で行えば、スタイリングが簡単になります。
毎日をきれいに過ごすため髪のメカニズムから簡単スタイリング方法をご紹介いたします。
『髪が形ずくメカニズム』
髪には、水に濡れると結合が切れて形を変えられる部分と、パーマのような化学反応でしか形を変えられない部分があります。
洗髪した後乾かして整える日々のお手入れは、水素結合というものを利用しています。
濡れた髪は、水素結合が切れて形が自由に変えられる状態です。
図のようにパーマと似たような状態なのですが、濡れると元の髪の状態にもどります。
形を整えて乾かすとヘアスタイルが決まります。髪全体がムラなく乾いたときに形が整っていると、そのスタイルが長持ちします。
『ヘアスタイルがまとまりにくい状態』
髪のダメージや毛先のカットの状態、クセやうねり、静電気などがスタイリングを難しくしています。
キューティクルの傷みが進む毛先ほどなめらかでなく、毛流れをそろえにくく、バラバラになりやすいです。
くせがあったり傷んだりしても、髪の表面をなめらかにして毛流れをそろえやすくしておくと、整える際にバラバラになりにくいのです。
また毛髪内部が傷んで空洞が多くなったり、エイジングによって、ハリコシや弾性が低下すると、ストレートに整えにくく、あるいは大きなカールをつくりにくくなります。
『ドヤイヤーのポイント』
ドライヤーのポイントをおさえるとそんな状態をより綺麗にスタイリングすることができます。
『ドライヤーの風の使い分け』
■強温風
シャンプー直後の濡れ髪から、80%ほど乾かすまで使用します。
しっかりと熱が出るため、分散させながら髪へ温風を当てることとなります。
■弱温風
80%~100%まで乾かす際の仕上げや、前髪を乾かすときに最適です。
熱はありますが、風量が弱いため髪が散りにくく しっかりとスタイリング出来ます。
■冷風(クールモード)
ぬるめ~冷たい風で、髪を冷やします。
余熱を逃がすことで、髪の過度な乾燥(オーバードライ)を防ぎ
最後に冷風を髪に当てると、スタイルをキープする効果があります。
『トライヤーの動かし方』
美容室でドライヤーをかけて貰うとき、美容師さんがドライヤーを
小刻みに振っているのは見たことがあるのではないでしょうか?
これには意味があります。
髪の毛はタンパク質で出来ており、生卵に熱を加えたときと同じように
ゆで卵になるのと同じ原理で、熱を与えすぎると固まってしまいます。
髪内部のタンパク質が集まって固まってしまうと、
あちこちに埋まらない空洞(ダメージホール)が出来てしまい、キューティクルが剥がれた場所から、髪内部の成分や水分が流出しやすくなります。
ドライヤーを振って同じ場所にあたりすぎないようにしましょう!
『乾かすポイント』
1、洗い流さないトリートメントをつける。
ドヤイヤーの熱から守るために乾かす前に必ず『洗い流さないトリートメント』をつけましょう。
髪を保護し、うねりを抑制したり、コーティングでツヤを与えたりしてくれます。
2、根本から乾かす。
毛先や表面の髪は乾きやすく熱でダメージしやすいので、根本からかわかしましょう!
頭皮から離して浮かせて乾かすと、髪が自由に動き、中間から毛先の毛流れを整えやすくなります。
3、分け目はこするように乾かす。
分け目ははっきり決めずに、指でこするように乾かします。
そうすることで根本がもちあがり、パカッとわれなくなります。
4、仕上げ
上から下にを意識しましょう!!
キューティクルは鱗のようについています。
下から上に風がいくと鱗が逆立ってバサバサになってしまうのです。
以上のことを意識すると髪のダメージを抑えてツヤのある髪にスタイリングができます。
ラインでのご相談も承っております。
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