初めて行く美容室は、期待もありますが、不安でいっぱいです。
『どんな人が担当なのかな?』
『どんな雰囲気の美容室なんだろう』
『思ったスタイルになるかな?』
『ちゃんとイメージが伝わるかな?』
などいろんな不安を抱えて美容室に入る方も多いのではないでしょうか?
そんな時に、初めて行った美容室でも、思い通りのヘアスタイルになる方法をご紹介します。
初めての美容室で失敗しないオーダーの仕方
転勤や、引っ越し、担当に美容師さんがいなくなったり、今までの美容室を変えたりするとき
『初めて行く美容室』は不安も多いと思います。
美容室選びも重要ですが、美容室に行ったとき、『自分のイメージが伝わったか』が一番重要です。
ちなみに美容室の選び方はこちらの記事を参考にしてみてください。
美容室で失敗しないポイントは
・担当者指名する
・スタイル写真をもっていく
この2つです。
初めての美容室で、どんな人がいるかわからない場合も多いですが、ネットを見ればすぐにわかるので、スタッフの『プロフィール』や『コメント』を見て、指名する人を決めておきましょう。
写真をもっていくのは、恥ずかしいかもしれませんが、あなたと同じように美容師さんも、『顔や髪質が写真と違う』なんて思わず、スタイルのイメージだけを見てくれるので、恥ずかしいなんてことはありません。
このポイントを抑えて、失敗のないオーダーにしていきましょう。
担当者を指名しましょう。
美容室に行くときは、指名する人も多いですが、『初めての美容室で指名していますか?』
初めて行く美容室では、
『どんな人かわからない』
『やってもらったことがあるわけではないし』
『紹介でもないから』
と指名することはあまりないと思います。
実際私の働いている美容室でも、新規のお客様は、ほとんど指名がありません。
もちろん、指名しなくても何も問題はないのですが、指名しないことでうまい美容師に当たる可能性が低くなってしまいます。
大手の美容室でのほとんどの場合
必ずしもではないですが、ほとんどの大型美容室や、大手美容室での場合は、初めてのお客様を、新人スタイリストが担当することが多いです。
美容室に入ったばかりの新人という意味ではなく、お客さんを担当するようになったばかりのスタッフということです。
美容師のキャリア平均
美容師は、専門学校で国家資格と取得します。
ですが、この段階では、まったく美容の技術は皆無の状態です。
その後、アシスタントとして、レッスンを重ねることで技術を磨き、初めてスタイリストとしてお客さんを担当できるのです。
この期間は、その人によって変わりますが、『早くて2年』『遅いと7.8年』かかります。
そしてお客さんを担当し始めてからが本番で、お客さんの満足いく仕上がりを提供できるようになるまで、平均『3年ぐらい』はかかってしまいます。
お客様にとっての『まともな美容師』になるまで、早い人で『美容歴5.6年』遅い人は『10年以上』かかってしまうのです。
新人スタイリストが担当する場合が多い
大手サロンや、大型店舗は、もともとのお客さんを多く抱えています。
指名が多く稼いでいる美容師でサロンが成り立っているので、『お客さんを増やす』ことより『スタッフの成長』が大切です。
スタッフが成長するためには、たくさんのお客さんを担当して、経験を積む必要があります。
私自身も、デビューしたばかりのころは、担当したほとんどのお客さんが不来になり、指名もほぼ0でした。
それでも、繰り返し徐々にスキルが上がり、指名が200を超えて初めて『お客様にちゃん技術と接客を提供できはじめたのかな?』と思えるようになりました。
まだスタイリストデビューしたばかりでは、指名もほとんどなく、技術のないので、たくさん失敗してしまいます。
その失敗が、スキルUPになるので、大手サロンや、大型サロンは、指名の無いお客様を、『もう一度来てもらう』ことより『スタッフを育てる』ことを優先するのです。
もちろん新人スタイリストも全力で満足の仕上がりを目指しますが、お客さまにとっての満足は非常に難しいのです。
ですが、『丁寧さ』『真剣さ』は、ベテランより、新人スタイリストのほうが、一生懸命になってくれるので、スタイルにこだわらない方は、ベテランを指名するより断然いいかもしれません!
個人店や小さなサロンの場合
この場合は逆に、オーナーや、店長が担当することが多いです。
新人スタイリストは、お客様を不来させてしまうことがほとんどなので、お客様をつかむために初めてのお客様はベテランが担当することが多いです。
この場合はお客様にとってとても安心できます。
一つ注意点としては、ベテラン美容師は指名のお客様が多いという部分です。
忙しい時間帯にふらっと入って、お客さんを抱えているベテランが担当すると、少し無理のある人数を一度に担当するので、雑に感じたり、要望を細かく聞いてもらえないことがあるので、予約状況を事前に聞いて、余裕のあるタイミングの予約をしましょう。
指名するスタッフの選び方
まずネットを見ましょう。
スタイリストのプロフィールや、コメント、口コミを確認します。
その内容で、自分のなりたいイメージ、悩みを解決してくれそうな人を選んでいきましょう。
またスタイル写真をみて、自分の好みの雰囲気が多ければ、その美容師さんと感覚が近いので気に入ったスタイルを作ってくれることが多いです。
『似合う』は感覚によって変わる
もちろん美容師は『似合わせ』の勉強をものすごくしています。
なので、顔型、骨格、ファッション、ライフスタイルをベースに『似合うスタイル』を作るスペシャリストです。
ですが、どんなに理論上似合うスタイルでも、『好きではない』ことも多いです。
逆に『好きなスタイル』であれば、理論上似合わせとずれていてもすごく素敵なスタイルになります。
極端な例として、
『クールな雰囲気が好きな美容師が』骨格や、髪質にすごく合う『かっこいいスタイル』と作っても、お客さんの好みが『かわいい雰囲気が好き』だったとき、『最悪の髪型』になります。
この好みは、人それぞれなので、美容師の好みが大きくスタイルに反映し、好きなイメージを同じだと、『すごくざっくりなオーダー』で完璧なスタイルを作ってくれます。
そして、好きなイメージが多くく違っていると、いくら細かく伝えても、なかなか雰囲気が伝わらず、変なスタイルになってしまうのです。
スタイル写真をもっていく
『写真をもってもっていくのは恥ずかしい』
そんな思いの人も多いですよね。
私も同じく、もっていくのは恥ずかしかったです。
『顔が違うじゃん』『髪質が違う』『この顔でその写真みたいになるわけがない』
などと思われてしまう…
そう思うとなかな写真をもっていけないですよね。
ですが、美容師はそんなことは微塵も思いません!
写真で、雰囲気や、長さ、デザインイメージだけを確認してくれます。
できれば3つのスタイル写真を持参しましょう!
100%イメージ通りの必要はありません。
『この写真のこの部分が好き』
『この写真ではここの部分』
『こんな雰囲気だけど、ここだけは、こっちの写真に近いほうが…』
などざっくりイメージに近いだけでOKです。
美容師は、まったく同じカットができない
どんなにうまい美容師も、写真と同じカット自体できません。
『同じ美容師』が『同じモデル』でカットしないと全く同じスタイルにはならないのです。
よくレッスンで課題スタイルを人形で切ることがあります。
毎月100人以上担当している美容師の集まりでも、まったく同じ写真を見て、まったく同じ人形を切ってみると
誰一人として同じものにはなりません!
少し違うどころではなく、『シロート目で見ても全く違うもの』になってしまうのです。
これだけ完全コピーは難しく、髪が変われば尚のこと!
なので、お客さんが写真と同じにならないと思っている以上に『美容師が作れない』のです。
美容師は写真で何をみているのか?
髪型を決めるとき、『長さ』を伝えるのは簡単ですよね。
ですが雰囲気はなかなか伝わりません。
肩ぐらいの長さでも、1ミリ単位の違いで髪の動き方、質感、イメージが大きく変わります。
美容師でさえ、その微妙な違いを口で説明することはできないので、写真で共有することで、『お客さんの言ったイメージ』『美容師の言ったイメージ』を共有することができます。
そして写真をみることで、髪型だけでなく
・スタイリングのイメージ
・雰囲気『かっこいい、かわいいなど』
・好きなジャンルの髪型
がわかります。
なので、3つほど写真があると確実なものになってくるのです。
その3つのスタイルは、細かい部分が違っていて構いません。
あくまでも『こんな雰囲気が好き』と美容師が読み取ってくれます。
美容室でいきなりスタイルブックで探し始めるのはNG
席に座って『スタイル写真を見せてください』といった場合
これはすごく嫌われます。
スタイルブックは、あまりにスタイルが多く、カウンセリングの時点で見始めるとスタイルが決まりません。
イメージと100%同じスタイル写真は、存在しないからです。
お客様1人の時間が決まっているので、過剰に時間がかかるとその後も施術が急ぎ足になり雑になります。
スタイルが決まっていない場合は、『ざっくりなイメージを美容師さんに伝えましょう』それに合ったスタイルを提案してくれます。
私は、まずイメージを大まかに聞いてから、イメージに合うスタイルを写真で探してお見せします。やはり最終的には写真で確認したほうが確実ですが、イメージをお聞きすればすぐに近い写真を探せるからです。
言葉だけで不安に感じたカウンセリングだった場合は、スタイルが決まってから『写真で確認したいです』と伝えましょう。
美容室で失敗しないために
いたがでしょうか?
以上が失敗しない美容室のオーダーの仕方です。
まず、どんなスタッフがいるのか確認し、自分の希望をかなえてくれそうな美容師さんを指名しましょう!
そして写真3枚ほどもって行って、イメージをビジュアルで伝えていきましょう。
その時に『嫌なポイント』も伝えれれば完璧です。
この『美容師の指名』と『スタイル写真』の2つがあれば、失敗することはほとんどなくなってくれます。
私自身、美容師をしていて突然家庭の事情で遠方に行くことになり、今までのお客様を担当することができなくなってしまいました。
今まで担当させていただいていたお客様にご迷惑をおかけしてしまい、お客様では次に行く美容室で嫌な思いをしてほしくありません。
初めての美容室で嫌な思いをした方も多いと思います。
ですがどんな美容師も、お客様の笑顔のために全力で取り組んでします。
美容室に行く人、美容師、ともに笑顔になれるよう少しでもお役に立てればと思っております。
嫌な思いをすることのないようにぜひ参考にしてみていただければ幸いです。
ラインでのご相談も承っております。
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