地肌の乾燥など、頭皮環境が乱れるとフケやかゆみ、中にはかさぶたになる人も。
綺麗な髪は健康な頭皮から作られます。
今からでもできる原因や対策・対処法と、症状別のシャンプーの仕方や、シャンプーの選び方をご紹介します。
頭皮の乾燥対策!あなたの頭皮は大丈夫?
頭皮の乾燥には
・自分に合ったシャンプーを使う。
・洗い方を注意する。
・頭皮の保湿剤とマッサージ。
・生活習慣と栄養
の4つがポイントになります。
これらは、原因を知ることにより、正確な対処をすることが大切です。
頭皮の乾燥の原因
頭皮が乾燥する原因の中で一番は、温度変化によって水分量が少なくなると、湿度も低下することで、空気はもちろん、頭皮も乾燥しやすくなります。
部屋の中では加湿器などで湿度を維持しないと頭皮もどんどん乾燥していきます。また、寒い時期に限らず、夏の暑い時期にエアコンによって頭皮が乾燥する場合もあります。
また合わないシャンプーで頭皮の油分を取りすぎてしまったり、ドライヤーで乾燥してしまったりと様々な要因が考えられます。
あなたの原因はどれでしょうか?
洗浄力の強いシャンプーで油分を取りすぎてしまっている。
シャンプーは毎日する人が多いですよね。
もちろん毎日するのはとてもいいことです。
ですが、洗浄の強いシャンプーで毎日してしまうと頭皮の油分を取りすぎてしまいます。
年齢とともに油分はどんどん減っていくので、シャンプーの洗浄力も弱くしていく必要があります。
また、シャンプーの回数、頻度も頭皮の乾燥には影響を及ぼしてきます。シャンプーの洗浄力の強い弱いに限らず、何度もシャンプーをしていると、同じく皮脂が洗い流されてしまいます。
その他にも、爪を立てた状態でガリガリと洗ったり、シャンプーを熱いシャワーで洗い流したりすると皮脂が落ちてしまう原因にもなりますのでご注意ください。
自分に合ったシャンプーを見つけよう
頭皮を洗っていつも清潔な状態を保つのはとても大切ですが、自分の頭皮に合うシャンプーを適切に選ばなければ、頭皮環境がかえって悪くなることも。
シャンプーは、アミノ酸系、高級アルコール系、石けん系の大きく3種類に分けられます。まずシャンプーを選ぶときは自分の頭皮と髪質のタイプを知ることから始めましょう。
頭皮が乾燥するとフケがでてきますが、フケの状態でも対策が変わってきます。
乾性系のフケの場合
保湿効果があり、しっとりした洗い上がりの薬用シャンプーがオススメです。頭皮の荒れを防ぐ有効成分「グリチルレチン酸ジカリウム」が含まれていると、頭皮を健やかに保ってくれます。
脂性フケの場合
皮脂の過剰分泌によって増えてしまう脂性フケの原因になる菌にアプローチするのがミコナゾール硝酸塩が含まれた薬用シャンプーです。脂をしっかりととってくれる洗浄力のあるシャンプーを選ぶのが良いと思います。
仕事などのストレスをかかえている。
ストレスは頭皮に限らずほとんどのことに影響を与えてしまいますよね。
ストレスが頭皮の乾燥に影響するの?と思う方もいると思いますが、実は大きく関係しています。
ストレスを受けることによって交感神経が緊張し、血管が収縮して血行不良を起こし、頭皮へ栄養が行き届かなくなるためです。そうなると、新陳代謝も正常な状態ではなくなるので、頭皮の再生に支障がおき、乾燥に繋がってくるというわけです。
つまり、血流が悪くなり、正常な肌の再生ができないのです。
また、頭を使う仕事や、緊張した状態が続く生活は、脳神経に影響を及ぼし、頭皮環境を悪くするとも言われています。
栄養不足、生活習慣の乱れ
栄養が不足することによっても頭皮環境は変わってきます。
食べ物はやはり重要です。ジャンクフードや甘い物、スナック菓子、アルコールなどの暴飲暴食。
これらによって、砂糖や炭水化物は分解される時にビタミンを大量に消費してしまいます。
ビタミンが不足してくると、疲労感や脱力感が出てきたり、集中力も欠き、精神も不安定になってしまうのです。
ビタミンの中でも、特にビタミンB群の栄養素は頭皮に関係していて、脂肪の代謝を活発にしたり、皮膚のターンオーバーを促したり、頭皮にとって重要な役割を担っています。
食事の時には意識的にビタミンが多く含まれたを選び、食生活のバランスを大切にしましょう。
また運動も大切です。
運動不足や睡眠不足で体の血行が悪くなり、老廃物がたまります。
新陳代謝も低下しますので、頭皮が生まれ変わるターンオーバーが乱れ頭皮のバリア機能や水分量が低下してしまい、地肌は乾燥してしまいます。
ドライヤーの乾燥
一般的なドライヤーの吹き出し口10cm付近の温度は約100度あります。
100度の熱風を頭皮や髪に長時間あてると、やけどに近い状態になってしまいます。
熱いと感じなくても頭皮の表面は焼けてしまい、毛穴が小さくなる原因になってしまうのです。
ドライヤーの正しい使い方を知っておきましょう。
頭から15~20cmほど離して乾燥させるのが髪にとって理想的です。最近では低温に設定できる製品もあります。同じ箇所に長時間ドライヤーの熱を当てないようにして、髪の根元から乾かすようにしましょう。
また、ぬれたままの髪を放置するのは、雑菌が繁殖しフケの原因になるため頭皮にもよくありません。洗髪後の髪は、無防備で傷つきやすい状態になっているため、放置せずにすぐに乾かしましょう。
乾燥で起きる頭皮の変化
頭皮が乾燥してくると様々な変化があらわれてきます。
状態を知ってその原因に合った対策をしていきましょう。
あなたはどのタイプでしょうか?
フケの量が多くなった
頭皮が乾燥すると、フケの量が多くなる場合があります。フケは新陳代謝によって頭皮の表面の老廃物がはがれ落ちたもので、誰にでも出ます。
しかし、目立つようなカサカサに乾いたフケが出るなら頭皮環境の悪化も考えられます。
乾燥性のフケは皮脂の分泌が低下し、頭皮の水分・脂分が不足して、角質層の細胞の結びつきが弱くなり、はがれやすくなって出てきます。フケが大量に出てくると髪の成長にまで悪影響が及んでいる可能性もあります。
この場合はシャンプーの洗浄力を弱くして、ドライヤーの使い方を気を付けましょう。
頭皮の保湿オイルを使うのも効果的です。
頭皮がつっぱる
頭皮のみでなく、肌自体が乾燥しやすい人もいるでしょう。洗顔後やお風呂上がりに肌がつっぱったり、ピリピリしたりするのと同じように、頭皮も乾燥するとつっぱった感じが出てきます。皮脂の分泌量が少ないか、皮脂を余分に洗い流しているパターンが考えられます。
髪がパサつく
頭皮の乾燥によって頭皮の血行が悪くなる場合もあります。毛根にある毛乳頭が、毛細血管から運ばれてくる栄養を髪の元となる毛母細胞に供給し、細胞分裂を繰り返すことで毛髪が伸びていきます。髪が一度抜けても再び生えてくるのは、活動が正常に行われているからです。
頭皮の血行が悪いと髪の毛に必要な栄養が供給されないため、髪がやせ細ってパサついたり、艶が出なくなってゴワついたりします。髪がパサついたり、ゴワついたりする場合は、髪の表面を守る「毛小皮(キューティクル)」が傷つき、はがれ落ちていることが多々あります。キューティクルが完全にはがれると、髪の内部がむきだしになり、水分や栄養、色素などが流出して、枝毛や切れ毛といった傷んだ髪になります。
痒みがある
ムズムズして頭がかゆい! と感じるときは、頭皮に異常が起きているサインです。
原因は主に、汗によるムレ、皮脂を好む雑菌が繁殖、皮膚の乾燥、シャンンプーやコンディショナー・トリートメントの洗い残しがある、紫外線によって頭皮のバリア機能が低下して過敏になっている、花粉などのアレルギー反応によるもの… などが挙げられます。
頭がかゆいからってゴシゴシと洗えばかゆみが抑えられるというものでもありません。洗い過ぎてしまうと、頭皮の皮脂が過剰にとれて乾燥を招き、さらにかゆくなることもあるんです。
白髪が増えるとかゆみが増すって本当?
白髪が出るとかゆくなるというお悩みもよく聞きます。
白髪が増えるタイミングでの頭皮のかゆみは、もしかしたらエイジングによる頭皮環境の乱れが原因かもしれません。
肌と同じように頭皮も時間をかけて新しいものに変わります。表皮の一番下にある基底膜から新しい皮膚が生まれ、それが約1か月かけて上へと押し上げられていき、表皮の一番上にある角質層になって最後は垢となって剥がれ落ちるのです。
このターンオーバーの周期が何らかの理由により乱れると、皮膚のバリア機能が低下して頭皮が乾燥し、刺激を感じやすくなるためにかゆくなります。
頭皮の乾燥対策
これらの原因で乾燥してしまった場合や、乾燥しないようにするにはどのようにしていけばいいのでしょうか?
その方法がこの4つになります。
・自分に合ったシャンプーを使う。
・洗い方を注意する。
・頭皮の保湿剤とマッサージ。
・生活習慣と栄養
自分に合ったシャンプーを使う。
ラウリル硫酸ナトリウムという成分はご存知でしょうか?もし、入っているシャンプーを使用していたら非常に洗浄力が強いため控えた方が良いです。
基本的には薬局のシャンプーはすべてこれです。
洗浄成分が安いため、ほぼこの成分がつかわれています。
界面活性剤がバリヤである皮脂を落としてしまい、肌や髪を乾燥させ、無防備な状態にしてしまいます。ですので、気になる方は、刺激が弱く、肌に優しいアミノ酸系、石鹸系のシャンプーを使用するといいでしょう。
髪に栄養を入れるならアミノ酸系
頭皮の毛穴をきれいにするなら石鹸系
洗い方を注意する。
髪を洗うときは、爪を立ててゴシゴシ洗うと地肌を傷つけてしまいます。指の腹で頭皮を優しくマッサージしながら洗うのがコツです。また、洗った後のシャンプーやトリートメントをしっかり流すことも大切です。
またシャンプー前にお湯でしっかり流すのがとても効果的です。
お湯で8割の汚れは取れるので、汚れを落としてからシャンプーすると泡立ちがよくなり、流し残しもなくなります。
頭皮の保湿剤とマッサージ。
頭皮の環境を整えるために、頭皮用の保湿ローションを使うこともおすすめです。
また、頭皮ケアの際には乾燥対策用の保湿ローションや植物系オイル配合など、保湿力の高い商品を選んでみても良いでしょう。
ベタベタにならないように注意して使用し、またオイルの濃いものはシャンプー前にしようしてもOKです。
ものによって使用方法は大きく変わるので、説明を守りましょう。
生活習慣と栄養
栄養バランスは特に大切になります。先にも書きましたが、ビタミンをしっかり摂取することが頭皮の乾燥を防ぐ対策になります。
ベストは緑黄色野菜など食事から摂るのが理想ですが、ストレスをかけずに生きることと同じくらい難しい場合が多いです。ですので、マルチビタミンなどのサプリメントを摂取してカバーすることをオススメします。
また、ストレスはどうしても避けられないと思いますが、それでもなるべくストレスがかからない生活を心がけましょう。趣味など発散できることを見つけたり、仕事中でも定期的に息抜きの時間を作るなど。
また、適切な睡眠をきちんととることで、頭皮の環境や髪の毛に与える悪い影響を回避ができます。
以上が、頭皮の乾燥の原因と対策です。
自分に合った方法で正しくケアをしていきましょう。
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