くせに悩み縮毛矯正をかけると髪もまとまりやすくなりキレイな髪になりますよね。
クセの悩みがなくなると今度は、
「毛先は自然なカールが欲しい」
と思う方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな方のために縮毛矯正をかけた髪のパーマの注意点をご紹介いたします。
プロフィール
川合 甚(かわい じん)
縮毛矯正をした髪にパーマはかかるの?青森の美容師が解説
結論から言いますと、普通のパーマはかけることができません。
デジタルパーマのみかけることができますが、あまりオススメできない場合も多いです。
普通のパーマ(コールドパーマ)を縮毛矯正した髪にかけると必ず失敗してしまいます。
パーマ感はなく、ただバサバサになっただけの悲惨な髪に…
ほとんどの美容師は知っていることですが、縮毛矯正が自然なストレートで履歴に気づかずにパーマをかけて取り返しのつかないことになってしまうことも少なくありません。
パーマをかける前に
「縮毛矯正をしたことがあります」と必ず伝えるようにしましょう。
パーマがかからない理由
縮毛矯正をかけた髪にパーマがかけれなくなってしまう理由は
「縮毛矯正とパーマはかかる場所が違うからです」
パーマや縮毛矯正は髪の形を変えていくのですが
縮毛矯正は
・薬で形を変える部分
・熱で形を変える部分
の2つの場所をまっすぐにしていて
パーマは
・薬で形を変える部分
の1つの場所のみに反応します。
縮毛矯正をかけた髪にパーマをかけると
・薬で真っ直ぐになった部分はパーマで曲げることができる
・熱で真っ直ぐになった部分は変えることができない
なので「真っ直ぐになろうとする力」と「パーマで曲がろうをする力」が喧嘩してただゴワゴワで広がる髪になってしまうのです。
デジタルパーマ
一方でデジタルパーマは縮毛矯正した髪も曲げることができます。
デジタルパーマは
・薬の力で髪を曲げる
・熱の力でも髪を曲げる
縮毛矯正と同じ髪の場所に反応するので真っ直ぐになった形を変えることができるのです。
ですがデメリットがあるのも事実です。
デジタルパーマは、縮毛矯正と同じくらい髪に負担も大きい施術です。
同じ髪に縮毛矯正、デジタルパーマと負担の大きい施術を繰り返してしまうと髪に与えるダメージはとても大きくなってしまいます。
ほとんど健康な髪であれば縮毛矯正をした髪にデジタルパーマをかけてもダメージに耐えることができますが、
カラーをしていたり、アイロンを使用していたりとダメージがある程度ある髪に2つの施術をすると髪もボロボロになってしまいます。
たとえデジタルパーマでパーマをかけることができても髪のダメージが進んでしまえば
・ゴワゴワでまとまらない
・引っかかりや切れ毛になる
・広がってまとまらない
などのことになってしまいます。
相当スタイリングが上手であれば毎日のケアでなんとかキレイに見せることはできますが、非常に難しいです。
縮毛矯正はダメージした毛先を守りながら薬剤を弱くしてかけることもできますが、
デジタルパーマは弱くするとパーマがかからないのである程度のダメージは必ず起こってしまいます。
そして、曲がった髪ほど実際のダメージより痛んで見えやすくなってしまうのです。
アイロンなどで形を作った場合は右のように同じ動きになります。
この場合たとえ痛んでいてもツヤやまとまりがあるのであまりダメージして見えません。
ですがパーマの場合、左のようにバラバラの動きになります。
この場合本来のダメージより痛んで見えやすくなってしまうのです。
特に乾燥した髪や少しでもダメージが進んだ髪はバラバラになりやすいです。
なので
・カラーをしている方
・縮毛矯正を繰り返している方
・アイロンを普段使用する方
はデジタルパーマをかけるのはオススメできません。
・薬剤施術をしていない
・毛先に縮毛矯正をかけたのは1度だけ
などで、
健康毛に限りなく近いかたであれば縮毛矯正した髪でもデジタルパーマでキレイにかけることができるでしょう。
毛先にカールが欲しい場合
縮毛矯正の反応を弱める方法もあります。
すでに毛先が縮毛矯正でシャキッとしてしまっている場合は難しいですが、
薬剤の反応具合や熱処理の方法、栄養補給なので、自然な柔らかい縮毛矯正をかけることは可能です。
このように毛先を柔らかくストレートすれば、アイロンで巻いたとしてもふつの縮毛矯正のようにすぐに真っ直ぐに戻ることもないですし、硬く不自然な感じにもなりません。
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